
MIDIコントローラー
キーボード等のパッチを切り替えるために試作したMIDIコントローラーです。
1対1で接続しても使えますし、MIDIchを割り振った複数台を相手にすることもできます。
呼び出すパッチの設定はこれだけでエディットできるので、ステージ上でも急な変更に対応できます。

MIDIコントローラーのプロトタイプです。 これはMIDIのパッチの変更を外部から行うことを目的に作られました。 これにより複数のキーボード等のパッチをワンボタンで変更することができます。 これ自体にエディット機能を持っており、出先での設定変更も可能です。 また内部ソフト次第でパッチ以外のパラメーターの変更も可能です。

初めに、プロセッサモジュールにMIDIアウトを製作し、MIDI情報のやり取りやボタンによりコマンドを送るテストを始めました。

コントローラー自体にエディット機能を持たせるプログラムを書くのですが、どういった方向で進めるかを実際に動かしながらテストしていきます。

実際に使用するスイッチを接続し、チャタリングや個数の問題からくるトラブルが無いかをテストしていきます。

テスト規模が次第に大きくなってきます。 配線が飛び交い、トラブルが格段に増えやすくなってきました。 そんな中でもテストは順調です。

回路がほぼ決まったので、図面を起こし実際の基板サイズを確認します。 同時にケースも考えねばなりません。 今回は3Dプリンタで試作することにしました。 3DCADで設計します。 最大製作サイズに制限があるので一苦労です。

パーツが揃い、ケースもほぼ出来上がったので組み立て開始です。 3Dプリンタの精度の問題で、ケースのパネルは何度か作り直ししました。

背面には電源端子、USBポート、MIDIアウト端子が並びます。

出来上がったコントローラーを実際に設置してみました。 そのままでは滑り落ちてしまうので、底面にはゴムパッドを貼り付けています。 実際の使用感ですが、非常に便利、の一言に尽きます。 01/wとDX7に接続してみましたが、単品でもそうですし、2台同時に1回で変更できるのは画期的です。 現状でも十分なのですが、アイディアがまとまったらバージョンアップの予定です。

肝心なことを忘れておりました。 消費電力をあまり考えなかったのですが、思ったよりもはるかに低かったみたいです。 設計では専用の電源仕様にしておりましたが、実はUSBからの電源供給でも全く問題なく稼働するので、専用の電源を使わずともあまり困らない感じですね。