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修理事例 JuggBox MJ-3 和歌山県N様

外観
プリアンプがトランジスタ、パワーアンプが真空管でスピーカーは10インチのお手頃サイズのアンプが入庫。 ノイズが多いという事でどうにかして欲しいとのことです。

電源部コンデンサ
以前にショップでOHしたということらしくコンデンサ類が交換されておりました。

パワーアンプ部コンデンサ
パワーアンプ部のコンデンサですが、なぜかオリジナルよりも耐圧の低いものに変えてあります。 この耐圧ではやはりもたなかったらしく、てっぺんが微妙に膨らみ劣化し始めていました。

パワーアウトレット
ハンダ付けが汚い、と言うよりもきちんとされていません。 このままでは振動で外れてショートする可能性があります。

プリアンプ基板
プリアンプですが、変な取り付けをされている抵抗があります。 この部分にこのサイズでは電流容量不足なので、このままでは焼損する可能性があります。 また奥側のコンデンサは頭がシャシーに接触しています。

入力初段
ノイズの原因は入力段のオペアンプでしたが、故障というよりは経年劣化というものでした。 同品番のパーツは人気もありかつ希少ですし、また今回はクリーンを綺麗に出したいとのご要望でしたので信頼性の高く音質の良いものに変更しました。

キャビネット内部
あちこちにトーレックスの剥がれがありましたので補修しました。

シャシー裏
本来はシャシー裏に固定されているはずのリバーブ配線が外されてぶらぶらのままでした。 この配膳は基板直付けとなっており、ジャック式とは違って引っ張られると抜けずに断線する恐れがありますのできちんと固定しました。

動作チェック
ノイズが皆無、とは言いませんが格段に減少、クリーンの綺麗なアンプになりました。 その後レコーディングやライブ等でお使いになられているようです。
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