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作業中

  • Michio Takahashi
  • 2021年7月6日
  • 読了時間: 2分

更新日:2021年8月2日

RolandのBOLT30、メンテナンスで入庫です。 こちら以前にMicroJuggをメンテされた和歌山県のN様から、再びのご依頼です。

大変綺麗な個体で、メンテナンス済みの模様です。 現状不具合はないとのことですが、ガサゴソ音、他店で追加した回路、

ドライブchの改修他、といったところが今回の内容です。

早速チェックしてみると、パワー管がオリジナルの7591Aから6L6GCに

変更されており、カソードで10mAと非常にBIASが深い状態でした。

電源部コンデンサは改修時に交換済みのようでしたが、プリ部は

製造時のまま40年の時を経た状態でした。

各所メンテナンスということでパーツ交換、再配線、再ハンダ等を行いました。 ガサゴソ音はいろいろチェックした結果、真空管のソケット交換で解消しました。

おそらくはソケットへの接点復活剤の使用によるリークが原因と思われます。

ドライブchの改修ですが、オリジナルの回路はいかんせんゲインが足りない。

ということで、新規にサブ基板を置き追加の回路を組むことにしました。

一般的なオーバードライブの回路なのですが、今回はFET+Geダイオードで

クリップすることにしました。

そして全体のトーンとリバーブを若干調整いたしました。

追加されていた回路ですが、今回の改修で不要になりますので撤去となります。 また今後を考えBIAS用の測定端子をお勧めし、設置いたしました。

これによりBIASを簡単に測定、調整することが可能になります。 この後動作チェックを行い、問題がなければお引渡しの予定です。



 
 
 

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