SEND - RETURN ①
- Michio Takahashi
- 2023年10月17日
- 読了時間: 3分
お悩みだったり、間違って覚えていたり、そんなことの多いセンドリターン。

まあこのパターンが一番多いですかね。
ギター →(エフェクター)→ アンプ。
これであれば接続で悩んだりすることもありませんね。

センドリターンを使うポピュラーな例。
空間系とか時間系が定番でしょうか。
ただし、配線が複雑で面倒です。

リターン差し、最近よく見かけますね。
プリアンプやマルチエフェクターを使いますが、組み合わせでコンパクトを使ったりすることもあります。
同じアンプであれば完全に同じ音が再現できる、また、セットアップも早くて簡単、といった特徴がありますね。
センドリターンを使う上で問題となるのは、アンプによって違いがあるところです。
モノラルだったりステレオだったり、レベル表記の有無、レベル調整の有無、さらにシリーズとパラレル接続、見た目ではこのくらいでしょうか。
モノラル、ステレオはわかりやすいですね。この段階で困ってしまう方は...まああまりいないかと。
シリーズとパラレル、これは直列接続なのか並列接続なのか、ということです。この2つの違いはバランスがアンプ側かエフェクター側かといったことだけではありません。
パラレルの場合は常時エフェクトオンで使用する必要があるのですが、仮にパラレルでエフェクトをオフにするとどうなるでしょう?エフェクトはオフですからエフェクターのアウトからは原音が出力されます。それがパラレルでアンプに戻ると...全体の音量が上がってしまいます。またエフェクトのアウトはwet(エフェクト音が100%)にしておかないと同様に原音のレベルが上がってしまいます。よくないことばかりに見えるパラレルですが、原音が長いシールドをを通らないのでノイズ面では有利になります。
シリーズの場合は...エフェクトのオンオフでに効果がオンオフされる、手元(足元)でバランス等のコントロールができる等非常に単純なのですが、長いシールドを通る分だけトラブルも起きやすく、また、S/N等音のクオリティの部分では若干不利になります。
お次はレベルですが、これは出力する方と入力する方の機器をそれぞれ同じにしなくてはいけないという信号上の決まりがあります。センドリターンということでしたら、アンプとエフェクターということですね。そして一般にコンパクトエフェクターのレベルは-10dbとか-20db、ラックのエフェクターの場合は主に+4dbです。マルチエフェクターはコンパクトと同様ですが、設定で+4dbにできるものもあるようです。
問題なのはアンプ側です。メーカーで違ったり、メーカーは同じでもモデルで違ったりしています。レベル記載があるとか事前にレベルがわかればいいのですが、大抵の場合はわからない場合が多いのではないでしょうか? その場合は...マニュアルを見て調べる、知っている人、例えばお店やメーカーに問い合わせる、と言った方法があります。最終手段として実際に接続して確かめる方法もありますがこの方法を試す場合はご注意を。必ずレベルの低い方から始めてくださいね。でないとアンプを壊したりすることもあるかもしれません。
これ以外でもうちょっと突っ込むと、レベルの意味、インピーダンス、なんてのも出てきますが、今回はだいぶ長くなりましたので続きはまた次回。
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