
レースSIM用ボタンボックス
レーシングシミュレーター用に試作したボタンボックスです。
今回は、アナログ入力、に拘って試作してみました。
尚、Windowsからはゲーミングデバイスとして認識されているので、レース用でなくとも使用できます。

レーシングシミュレータ用のボタンボックスです。 今回は、アナログ入力、にスポットを当てて試作してみました。 なぜかアナログな入力を持つボックスはほぼ見当たら無いからです。

最初のテストは、よくあるボタンボックスの動作確認からです。 最小程度の構成から始めます。 使用したのは、ボタンが4つとロータリーエンコーダーが1つです。

ケースは今回も3Dプリンタで試作します。 設計は3DCADを使用します。

スイッチパネルは一番重要です。 スイッチのレイアウトはもちろんですが、使用するパーツによって間隔のとり方が違ってきます。 実際に使用するパーツを並べて感触を確かめ、それを元に設計変更、新しいパネルを作って比較しながら製作していきます。

箱になる部分です。 大きくて厚みはあるけど壁は薄い、というものを出力するのは初めてでしたが、ABSの温度対応が思ったよりも難しかったですね。 これも試作から得られる経験です。

ボックスが出来上がったので仮組みします。 配置に問題は無いか、組みあがりはどうか、をチェックします。

使用するマイコンの基板にトラブルです。 マイクロUSBのコネクタがついているのですが、これが剥がれてしまいました。 ここは、剥がれやすい、という話らしいのですが、これの修理は至難の技。 後々のことを考えて基板は交換することにしました。

剥がれやすいコネクタを持つ基板、対策としてエポキシで固め、なおかつUSBケーブルは非脱着式としました。 苦肉の選択です。

交換しやすいよう、スイッチごとにコネクタ式にしようという予定だったのですが、気力が持たずにプロトタイプは直配線になりました。

予定であればUSBコネクタになっていたはずの 背面。 今回は直出しです。 基板側の対策をするか、あるいは...。 この辺りは実際の評価を聞いてからということになります。